テッパン方法紹介!バイクの錆止めに効く4ステップ

バイクと男性

大切なバイクは、いつも綺麗な状態に保ちたいものです。でも、雨の中乗った後に水に濡れたまま放置したり、しばらく乗らずにいたりすると、錆が発生してしまうことがあるかもしれません。バイクの錆止めに効くテッパンの方法をご紹介します。






目次

1)そもそもサビってどんな状態?

(1)サビとは?

サビとは、環境中の水分や酸素と、金属の表面の不安定な金属原子が酸化還元反応を起こして腐食した際に発生する、水酸化物・炭酸塩・酸化物のことです。

(2)サビにも種類がある?

サビにはいくつか種類があります。よく目にするのは赤茶色の赤サビで、鉄の表面に発生します。また、アルミニウムやメッキの部分に白サビが発生することもあります。

(3)サビの掃除の基本的な考え方とは?

バイクの錆止めは、基本的には、日頃から丁寧に洗車をして、付着した汚れや泥を落とすことがポイントです。塗装が傷むとそこから腐食が始まってしまうからです。湿度が高い時期は特に、洗車をした後に水分をしっかり拭き取り、防サビ剤やワックスを塗布しておくことが大切です。小さな傷などは、このような日々のメンテナンスで発見、対応できることもあるので、おろそかにしないようにしましょう。

2)サビのメカニズムと根本的な原因とは?

鉄は、Fe(鉄原子)と自由電子で構成されています。乾燥した空気中では安定していますが、水が表面に吸着するとイオン化し、自由電子と水、酸素が反応した結果、水酸化鉄イオンとなります。時間の経過とともに水分が蒸発すると、酸化鉄が残り、サビとなって金属の腐食を引き起こすのです。

3)準備をしよう!バイクのサビのお手入れに準備したいアイテム3選

(1)目の細かい金たわし・サンドペーパー

バイクの塗装の傷んだ箇所や傷が錆びている場合、目の細かいサンドペーパーを使ってサビを削り落とす必要があります。均一に力をかけやすいスポンジタイプの研磨剤も、インターネット通販で入手できます。

(2)防錆スプレー

防錆効果があるスプレーを吹きかけ、上述の目の細かい金たわしでこすってサビを落とすことができます。サビを落とす作業と錆止めの対策を同時進行で行うことができ、効率の良い方法です。
船舶用の防錆スプレーは、被膜の強力さや持続性で優れていると言われています。

(3)クリームクレンザー

キッチン等の掃除に使用する手持ちのクリームクレンザーとスポンジ、ブラシ等を活用して、バイクのメッキ部分に発生したサビを落とします。その後、防錆スプレーを使って錆止め対策をするのを忘れないようにします。

バイクの修理

4)掃除の手順とは?サビのお手入れ4STEP

(1)STEP1:サンドペーパーでひどいサビをこすり落とす

バイクの鉄の部分に発生した頑固なサビを、目の細かいサンドペーパーで削り落とします。慎重に行いますが、金属そのものの色が出てくるまで丁寧にこすります。

(2)STEP2:防錆スプレーと金たわしを使う

サビが大まかに落ちたら、防錆スプレーを吹きかけ、金たわしでこすって残ったサビを落としていきます。軽い力で削り落とすようにするのがポイントです。

(3)STEP3:クリームクレンザーでサビを落とす

クリームクレンザーをスポンジかブラシにつけ、サビの部分を優しくこすって綺麗にしていきます。サビが落ちたら水で洗い流し、その後防錆スプレーを吹きかけて錆止め対策をします。

(4)STEP4:布で拭きあげる

上記のステップでバイクの錆止め対策が終わったら、全体を布で拭きあげて完了です。

5)要注意!錆止めで注意することとは?

ツヤ出しや潤滑効果のあるシリコンスプレーは、使い勝手の良さで人気です。防水機能があるので、ある程度の防錆効果を発揮しますが、錆止めの効果はないことに注意する必要があります。また、バイクの錆止めをした後は、必ず全体を布で丁寧に拭いて、余分な防錆スプレーや水分、クレンザーの成分等が残ってしまわないように心がけましょう。

6)素材によってもサビとり方法が違う?そのコツとは

(1)ステンレス

ステンレスに発生したサビとりには、メラミンスポンジを使用します。特に、表面にサビが付着しているだけの場合は、水をつけたメラミンスポンジで軽くこすれば落とすことができます。

(2)

鋼のパーツのサビは、上述のクリームクレンザーを使用してサビとりを行います。捨てても良いスポンジ等に少量を含ませ、サビが発生した部分を軽い力でこすって綺麗にします。

(3)セラミック

セラミックにサビが発生した際には、サビ落とし用の洗剤を活用します。陶器を作るメーカーが販売しているものは、素材を傷めず塗るだけでサビを浮き上がらせることができるので安心です。

バイク

7)こんな時はどうしたら良い?傷や緊急時の対処方法

(1)傷の対処方法

ガードレールなどに軽くこすって塗料が付着してしまった程度の浅い傷であれば、メラミンスポンジに水を含ませ、ごく軽い力でこすって対処します。

(2)素材の剥がれにはどうしたら良い?

素材が少し剥がれている場合は、半固形のワックスを使って丁寧にこすることで、傷が目立たなくなることがあります。アルミニウム素材やメッキの部分にも使えるものを選ぶと汎用性が高く、便利です。

(3)カビ防止のアイディアとは?

バイクのシートを濡れたまま放置すると、カビが発生してしまうかもしれません。シートの部分を取り外してカビ取りスプレーを吹きかけ、ペーパータオルで湿布をするように覆い、15〜20分ほど置いてから水で洗い流すと、綺麗に落とせる場合があります。

8)バイクを綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは

(1)洗い方の効果的な方法とは?

バイクを水洗いする前に、マフラーの排気口やキーシリンダーなどの電気系統に関わる部分を、ガムテープ等でふさいでおきます。車体全体に水をかけた後、規定量通りに希釈したバイク専用の洗剤をスポンジやマイクロファイバータオル等に染み込ませて洗います。ホイール類には汚れや泥が付着しているので、ボディを洗うのとは別のスポンジやタオルを使用します。水で洗剤を洗い流したら、清潔なウェスやマイクロファイバータオル等で水分を綺麗に拭き取り、防錆スプレー等で手入れをします。

(2)上手な保管方法

保管方法の基本として、バイクカバーを必ずかけ、直射日光や雨からバイクを守るようにします。塗装の劣化や錆止めにも効果があるので、必ず使用する必要があります。スペースに余裕がある場合、簡易型のガレージを置く方法もあります。比較的大きめのバイクでも収納できるというメリットが魅力的です。

(3)メンテナンスのポイント

可能なら1ヶ月に1回程度バイクを丁寧に洗い、傷やサビがないかどうか自分の目で確認することが大切です。防錆スプレーの効果も1ヶ月ほどで弱まってくるので、ちょうど良いペースだと言えるでしょう。悪路を走った後や雨に濡れた後などは、できるだけ早めにチェックした方が良いかもしれません。

9)その他知ってて役立つ豆知識

(1)路面凍結防止剤に注意

冬季に雪が降る地域では、路面凍結防止剤が撒かれている場合があります。この塩化カルシウムは、非常にサビを発生させやすいため、当日中に洗剤を使ってバイクを洗うよう心がけましょう。

(2)保管場所の地面にビニールシートを

バイクを屋外で保管する際は、地面から蒸発する水分がバイクに影響すると錆びやすくなるため、保管場所の地面にビニールシートを敷き、カバーの内部に湿気が溜まってしまうことを避けます。






まとめ

【1】サビの状態とメカニズム、発生原因を知ろう
【2】バイクの錆止めに有効な3つのアイテムとは
【3】4ステップでサビをお手入れ
【4】傷や緊急時の対処法を覚えておくと安心
【5】バイクを綺麗に保つためのメンテナンスのポイント

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