【5大方法】バルコニーを綺麗に掃除するポイントと手順解説
洗濯ものを干したり、ガーデニングや家庭菜園を楽しんだりと、住宅の中でも憩いの場であるバルコニー。
しかし、そんなバルコニーは家の外でずっと風雨にさらされています。今回はバルコニーを綺麗にして快適な生活を送るための掃除方法を解説します。
目次
【5大方法】バルコニーを綺麗に掃除するポイントと手順
1)どんな汚れが?バルコニーの主な5種類の汚れと原因とは?
屋外設備であるバルコニーは様々なよごれがついています。
(1) 砂埃
風によって舞い上げられた細かな砂埃は、知らず知らずのうちにバルコニーにたまってきます。特に畑や学校・公園の近くの住宅であれば砂埃によって汚れやすいです。また、春先にかけて起こる黄砂も正体も砂埃です。
(2) 葉っぱや木くず
公園や雑木林の近くの家のバルコニーだと良く落ちています。こちらも風に乗って舞ってくるもので、落ち葉の季節は特に多いです。
(3) 虫
低層階だけでなく、中層階でも風によって飛んでくる場合があります。
(4) 排気ガス
車から出る黒いすす汚れです。排気ガスには油も混じっているので、こびりつきやすい汚れです。大通りや車通りが多い道沿いや、信号待ちの車が多い場所では排気ガス汚れが特に付きやすいです。PM2.5ともいわれる粒子の小さい化学物質を含んでいて健康への影響があるので注意が必要です。
(5) 繊維くず
物干し台があるバルコニーでは洗濯物からでる繊維くずがたまります。糸くずだけでなく髪の毛も落ちるので、空気の対流するバルコニーの隅に集まり、雨でぬれることで固まってしまいます。
2)事前準備を!バルコニーの掃除に準備したいアイテム6選
バルコニーの掃除は家庭にあるものを使って簡単に掃除が出来ますよ
(1) ほうき
細かい砂埃も絡め取れるように、毛の細いほうきがおすすめです。
(2) ちりとり
どんなものでも使えますが、排水溝など段差がついたところで使うにはコンパクトタイプが便利です。
(3) ぞうきん
使い古しのタオルや、古着を切ったウェスでも代用できます。
(4)新聞紙
一日分で十分です。
(5)ブラシ
こびりついた汚れを取るために、固めのブラシが良いでしょう。サッシ部分や配管周りの細かい部分には古ハブラシがつかいやすいのでそろえておくとよいでしょう。
(6) 洗剤
フローリングや家具の掃除に使う住宅用のものでいいです。屋外での汚れを落とすという意味では、車用の洗剤も使えます。
3)バルコニーの掃除の5ステップとは
(1) STEP1:物はすべてどかしましょう
バルコニーにプランターや人工芝などを置いている場合はすべてどかしましょう。
特に人工芝やすのこをひいているバルコニーでは下に砂埃がたまりやすいだけでなく、水はけが悪いとジメジメとしてカビの原因にもなります。できればベランダ掃除の数日前から敷物はどけ、風通しをしておくといいでしょう。
(2)STEP2:新聞紙を使って掃き掃除をしよう
まずはベランダ表面にたまったゴミを取り除いていきましょう。ほうきではくだけでもいいですが、濡らした新聞紙をバルコニーにまき、新聞紙ごとはいてみましょう。新聞紙が繊維くずやほこりを吸着してからめとってくれるのでキレイに掃除することが出来ます。
(3) STEP3:汚れには水洗い
黒く残った汚れ部分には水で濡らし、ブラシでこすりとっていきましょう。集合住宅の場合、流す水の量に注意が必要なので、濡らしすぎないようにしましょう。こすった後はぞうきんやウェスでふき取るようにしましょう。
(4) STEP4:こびりつき汚れには洗剤で
鳥の糞など、こびりついた汚れには住宅用洗剤をつかって汚れを浮かしてブラシでこすっていきましょう。
(5) STEP5:手すりも忘れずに
バルコニーの床だけでなく、壁面も雨だれで汚れが付きやすいです。忘れずに掃除しましょう。手すりもススで汚れているので忘れずに。
手すり部分はつるつるした素材であることが多いので、ウエットティッシュや赤ちゃん用のおしりふきが便利です。掃除のあとは使い捨てでゴミとして処分できるので衛生的でうれしいですね。
4)汚れ別に解説!効率よく掃除するコツとは?
(1) カビ・苔
カビ取り剤を散布し、しばらく置いてこすり取ります。ひどい汚れであったり壁面のカビをとる際はカビ取り剤のうえからラップをかけて薬剤をしっかり定着させると良いでしょう。
表面のカビだけでなく内部の根も枯らすためにしっかりと行いましょう。
(2) 鳥のフン
汚れが付いたら放置せず、すぐに掃除するようにしましょう。バルコニーの傷みの原因になるだけでなく、鳥のフンには鳥インフルエンザなどの菌がいる場合があります。
乾燥した後の粉末を吸うとぜんそくやアレルギーにもつながる恐れもあります。掃除の時はマスクと手袋を着用しましょう。カビ取り剤を使ってこすりとり、掃除の仕上げにもカビ取り剤やエタノールを散布しましょう。
5)タイプによっても掃除のコツは違う?種類別の違いとは
バルコニーと言っても戸建てやマンション・アパートなど外観や間取りによって種類があります。コツと、注意が必要なものをまとめました。
(1) ウレタン防水床
ゴム素材を使った床で、継ぎ目がないのが特徴。柔らかい素材なので、デッキブラシなどでゴシゴシこするのは厳禁です。
(2) 手すり壁は格子かどうか
外観や間取りによってバルコニーの壁の形状は違います。プライバシーを重視した壁の間合い、風通しが悪いのでカビや苔に注意が必要です。反対に、風通しのいい柵タイプの場合、砂埃がたまりやすくなります。
6)要チェック!バルコニーの掃除で注意することとは?
(1) 掃除は風のない日にしましょう
砂埃が風に舞ってしまうので掃除は風がない曇りの日にしましょう。
(2) マンションは水の使い方に注意
集合住宅の場合、バルコニーは共用スペースです。排水溝は隣家に繋がっていたりもしますし、バルコニーで水を使うこと自体が禁止されている場合もあります。必ず規約を確認してください。
水の使用が認められていても、掃除で使う水の量には注意が必要です。排水溝から溢れたり、階下に水漏れしたり洗濯物を濡らしてしまうと住民トラブルに繋がります。
ひどい汚れを落としたいときは少量の水を使い、汚水は流さずにぞうきんでふき取るようにしましょう。どうしても洗い流したいときは大雨の日に掃除するのもアリです。
7)バルコニーを綺麗に使う日々のポイントとは
綺麗な状態を保つためにはこまめな掃除が一番です。バルコニーは屋外にあるため、天気によって汚れがたまっていくもの。雨が降ることで足れ筋がつき、汚れが固まってしまいます。まずはこまめな掃き掃除で汚れの元をためないようにしましょう。
物が多いバルコニーは空き巣に狙われやすく、火事の元にもなります。掃き掃除をしやすくするためにも余計なものはバルコニーに置かないようにしましょう。
また、マンションなどの場合、バルコニーは非常時の避難経路にもなります。特に避難用はしごの周りや隣家との壁際にはものを置かないように注意してください。
8)業者さんにお願いすることもできるの?
忙しい毎日ではついつい後回しになりがちなバルコニー掃除。プロの手を借りる場合はどうでしょうか?
(1)掃除内容・業者さんの相場とは?
一般的な広さの場合、10000円前後が相場です。洗剤を使った掃除や高圧洗浄、排水溝周りのごみとりが標準内容です。また、追加オプションで仕上げのコーティングや、ほかのハウスクリーニングとセットでお得になる場合があります。
(2)業者さんに依頼する際の注意点とは?
見積もり以外の追加料金を取られるなどのトラブルを防ぐためにも、打ち合わせ時に作業内容をしっかり確認するようにしましょう。その際のやり取りの様子や態度など、不安に感じた場合はその業者との契約は見送るようにしましょう。ネットの口コミなども参考になりますね。
また、出張料金や繁忙期は追加料金がかかる場合があるので、忘れずに確認するようにしましょう。
今回のまとめ
1)バルコニーはとても汚れやすい
2)ステップごとに行えばスムーズに掃除が出来る
3)マンションでは水を流さないように要注意
4)こまめな掃除がキレイの秘訣
5)水を使いにくい場所だからこそプロの手を借りるのもアリ