【メソッド解説】雨戸を徹底的に掃除する4種類の掃除手順
常に外気に面している雨戸は、想像以上に汚れがたまっているものです。なかなか掃除の手が回らないことが多いですが、放置しているとゴミが溜まって開閉しにくくなってしまいます。
雨戸を徹底的に掃除する手順を紹介します。
目次
【メソッド解説】雨戸を徹底的に掃除する4種類の掃除手順
1)汚れの原因とは?雨戸の主な汚れの2種類とその特徴
(1)外気に含まれている土・砂・花粉等の汚れ
雨戸の汚れの原因の1つは、外気に含まれている土、砂、花粉等が、雨風によって付着することです。台風や風の強い日の雨の後は、雨戸の外側に泥汚れが付いて、跡が残っていることもあります。また、下部のサッシのレールにも溜まりやすい汚れです。
(2)室内から発生するゴミやホコリ
室内から発生するゴミやホコリや髪の毛等の汚れが、雨戸の内側に付着したり、開閉の際に雨戸の外側やサッシのレール部分に溜まることもあります。
2)雨戸にも種類がある?種類別の掃除の主な違いとは
(1)スライドして開閉するタイプ
雨戸には大きく分けて2つの種類があり、その1つは横にスライドして開閉するタイプです。この種類の雨戸で汚れが溜まりやすいのが、サッシレールの溝や隅の部分です。泥や綿ぼこりなどが時間とともに堆積し、開閉がしにくくなる可能性があるため、重点的な掃除が必要です。
(2)シャッタータイプ
もう1つの種類がシャッタータイプです。シャッターボックス内に収納されている雨戸を上下させて使います。このタイプの雨戸を掃除する際には、故障を避けるため、ホースで水をかけた時などにシャッターボックス内に水が入ってしまわないよう注意する必要があります。
3)雨戸の掃除に準備したい4つのグッズ
(1)水やり用のホース
水をかけて洗うことができる雨戸であれば、水やり用のホースを使うと便利です。普段水やりや水撒きに使っているものをそのまま活用できます。雨戸全体を洗う時はシャワーで、サッシレール等の細かい部分を洗う時は先を細くして勢いをつけると綺麗に掃除しやすくなります。
(2)使い古しの歯ブラシ
スライドして開閉するタイプの雨戸の掃除で重要なのが、サッシレールの溝や隅の部分をいかに綺麗にするか、というポイントです。使い古しの歯ブラシがあれば、水を流しながら溜まったゴミやホコリを綺麗にかき出すことができるので、効率良く掃除することができます。
(3)捨てても良い雑巾と割り箸
雨戸のサッシレールを徹底的に掃除したい時は、捨てても良い雑巾を小さめにカットしたものと割り箸が使えます。レールの溝に沿って、割り箸を使って汚れをこすり落とすと、スッキリ綺麗になります。
手で作業するには細かい場所なので、コンビニなどでもらって余っている割り箸を活用すると掃除が楽になるのでおすすめです。
(4)化学モップ
雨戸の内側を掃除したり、水をかけて洗うことのできない雨戸を掃除したりする際には、化学モップが活躍します。雨戸が濡れていなければ、軽い力で拭くだけでほとんどの汚れを落とすことができます。
4)解説!雨戸の掃除の4STEP
(1)STEP1:掃除機と化学モップで雨戸の内側を掃除する
まず、掃除機と化学モップを使って、雨戸の内側を上から下に掃除します。内側についている汚れは、室内から発生するゴミやホコリですので、洗剤等を使わなくても掃除機と化学モップで十分綺麗になります。掃除機は、あればブラシタイプのノズルを使うと掃除しやすくなります。
(2)STEP2:化学モップで雨戸の外側を拭き、雨戸を外して水をかける
雨戸の外側が濡れていない状態で、化学モップを使って外側を拭いて掃除します。その後、可能であれば雨戸を外し、水やり用のホースを使って水をかけ、砂や土、花粉等の外気に含まれている汚れを洗い流します。
(3)STEP3:サッシレールを洗う
サッシレールに水を流して、溜まった汚れを洗います。隅の部分に溜まったゴミやホコリは、使い古しの歯ブラシを使ってかき出し、綺麗にします。
レールそのものも汚れている場合は、捨てても良い雑巾を小さくカットしたものをレールに置き、割り箸で押さえながら汚れを拭き取ります。汚れが落ちたら、もう一度水を流してから乾いた雑巾で拭き上げ、あれば潤滑剤をスプレーしておきます。
(4)STEP4:雨戸を元に戻す
外した雨戸を元の位置に戻せば、掃除は完了です。
5)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?
(1)サビ
雨戸の外側にサビが付着している際には、目の細かい紙やすりで軽くこすり、サビを落とします。色落ちが目立つ場合は、似通った色のアクリル樹脂系塗料を塗っても良いでしょう。周囲に傷がついてしまわないよう、必ず軽い力でこするようにします。
(2)カビ
雨戸の内側にカビが付着している場合は、捨てても良い雑巾に家庭用中性洗剤を含ませたもので拭き取ります。周囲にカビの胞子を広げてしまわないよう、カビが付着している部分だけをしっかり拭くようにすると良いでしょう。
6)要注意!雨戸の掃除での注意点とは?
(1)サッシレールの水分をしっかり拭き取る
サッシレールを綺麗に掃除した後は、必ず残った水分を拭き取るのを忘れないようにします。水が残ったままだと、せっかく掃除をしたのに、ゴミが溜まりやすくなってしまうからです。
(2)シャッターボックスに水がかからないようにする
シャッタータイプの雨戸は、上部のシャッターボックスに決して水をかけないように気をつけましょう。電動シャッターの場合、電子制御されているユニットや駆動部に水がかかると、故障の原因になりかねないからです。
7)日々のメンテナンスが重要!雨戸を綺麗に使うコツとは
日々のちょっとしたメンテナンスで、雨戸を綺麗な状態に保つことができます。最も手軽にできるのは、化学モップを使った掃除です。内側も外側も、軽く拭くだけで大抵の汚れやホコリを取り除くことができます。普段の掃除で少し時間の余裕がある時に簡単に行うことができるので、おすすめです。
8)雨戸の買い替えもできる?相場や商品選びのポイントって?
(1)相場とは?
雨戸が古くなっていたり、木製で開閉しにくくなっていたりする時は、掃除のしやすさも考えて買い替えを検討することができます。
シンプルなスライド開閉式のものであれば3万~6万円前後、シャッタータイプであれば10万~30万円前後が相場です。シャッタータイプのものは手動か電動かで価格が変わってきます。
(2)商品選びのポイントって?
まずは予算や使用頻度を事前によく考え、雨戸の種類を決めます。雨戸そのものがそこまで古くなっていない場合は、買い替えよりも、修理や塗装のし直しだけで対応できるケースもあるので、業者さんに詳細を相談して、見積もりを出してもらうと、より選びやすくなるでしょう。
まとめ
1)雨戸の汚れの特徴と、種類による掃除の違い
2)雨戸を掃除するのに使えるグッズとは
3)簡単4ステップで雨戸をピカピカにしよう
4)雨戸掃除の注意点を忘れずに
5)買い替えの際は商品選びを慎重に