
本記事ではアクセサリー(シルバー・ゴールド・プラチナ・メッキなど)掃除の方法をご紹介します!アクセサリーの汚れ(黒ずみ・皮脂汚れ・変色)に対して、重曹、クエン酸、中性洗剤、お酢などを活用してどのように掃除していくのか、汚れの落とし方をまとめてお伝えしたいますので、最後までご覧ください!
アクセサリーって何でできている?2種類のタイプ
自宅で掃除できるアクセサリーのタイプは、2種類あります。
シルバーアクセサリー
シルバーアクセサリーを掃除する際には、炭酸水、重曹(ベーキングパウダー)、アルミホイル等のアイテムを使います。
ゴールドアクセサリー
ゴールドアクセサリーを自宅で掃除する場合、中性洗剤が有効です。食器用の中性洗剤でも、おしゃれ着洗い用の中性洗剤でも大丈夫です。
汚れの原因とは?アクセサリーの主な汚れの3種類
アクセサリーの主な汚れには、大きく分けて3種類あります。
汗・皮脂
ネックレスやブレスレット、指輪、イヤリング、ピアスといったアクセサリーは、素肌に直接着用することが多いので、どうしても汗や皮脂が付着してしまいます。特に夏場は汗をかくので、汚れやすくなってしまうと言えるでしょう。
化粧品
お化粧をする前にアクセサリーをつけてしまうと、ファンデーションやハンドクリームなどの成分がアクセサリーに付着し、汚れの原因となります。
外気の汚れ・ホコリ
意識していなくても、空気中にはたくさんの汚れやホコリが浮遊しているため、外出したり室内にアクセサリーを放置したりすると、それらが付着して汚れてしまうでしょう。
アクセサリーの掃除に準備したい5つのグッズ
炭酸水
シルバーアクセサリーの掃除に使えるのが、無糖の炭酸水です。普段飲んでいる方は、飲み残しを使えばOKですし、ほとんどのスーパーやコンビニ、ドラッグストアで手軽に入手できます。価格も安いので、気軽に試せるでしょう。
重曹・ベーキングパウダー
こちらもシルバーアクセサリーの掃除に活用します。掃除用の重曹でも、製菓用のベーキングパウダーでも大丈夫です。キッチンに常備しているもので、シルバーアクセサリーがピカピカになるのは嬉しいですね。
アルミホイル
同じくシルバーアクセサリーの掃除をする際に使います。料理用のアルミホイルでOKです。
中性洗剤
ゴールドアクセサリーの掃除に活躍するのが、中性洗剤です。食器用の中性洗剤でも、おしゃれ着洗い用の中性洗剤でも構いません。ただ、掃除に使用する前に必ず成分をチェックして、中性洗剤かどうか確認してください。
使い古しの歯ブラシ
ブラシの先が柔らかくなった使い古しの歯ブラシは、アクセサリーの細かい部分の汚れを掃除するのに便利です。ブラシが固いものは、場合によってはアクセサリーに傷をつけてしまう恐れがありますので、必ず柔らかいタイプの歯ブラシを使うようにしましょう。

解説!アクセサリーの掃除のステップ
シルバーアクセサリー
・ステップ1:炭酸水に漬ける
深さのある器に炭酸水を入れ、そこに汚れて黒ずんでしまったシルバーアクセサリーを漬けます。一晩(8~10時間)放置し、汚れが落ちていたら水道水で洗い、柔らかい布で水気を拭き取ります。
・ステップ2:重曹(ベーキングパウダー)・アルミホイル・熱湯で掃除する
耐熱ボウルや深さのある耐熱皿に、アルミホイルを敷きます。大さじ1~2杯分の重曹(もしくはベーキングパウダー)を入れ、その上に掃除したいシルバーアクセサリーを置きます。
沸騰したお湯を注ぎ、5~10分程度そのままにしてから取り出し、柔らかい布でアクセサリーに残った水分を拭いて乾かします。
ゴールドアクセサリー
・ステップ1:中性洗剤と歯ブラシで洗う
ボウルに100cc程度のぬるま湯と、2~3滴の中性洗剤を入れ、そこにゴールドアクセサリーを漬けます。使い古しの柔らかくなった歯ブラシで、そっと汚れをこすり落とします。
・ステップ2:歯磨き粉を薄めたお湯を使う
ゴールドアクセサリーの掃除には、歯磨き粉を薄めたぬるま湯も活用できます。50cc程度のお湯に、歯磨き粉を2cm分溶かし、やはり使い古しの歯ブラシで丁寧にこすり洗いをします。
・ステップ3:水分をしっかり乾かす
ゴールドアクセサリーを掃除した後は、細かい隙間に水分が残らないよう十分注意します。柔らかい布で拭き取った後、ドライヤーの冷風を当てて完全に乾かせば完了です。
汚れの特徴に応じての掃除方法とは?
アクセサリーの汚れで最も気になるのが黒ずみでしょう。シルバーアクセサリー、ゴールドアクセサリーの黒ずみは、上記のステップで対応できます。
純粋な金であれば、変色することはまずありませんが、10Kのように金の含まれる割合が少ない合金の場合は、使い方や保管方法によって変色したり、色が褪せたりすることも考えられます。
少しの変色であれば、消しゴムで優しくこすると取り除くことができる場合もあり、ひどい変色やサビの発生を遅らせることができます。
ここに注意!アクセサリーの掃除での3つの注意点
換気を忘れずに
シルバーアクセサリーの掃除で、重曹と熱湯を使う際は、火傷に注意するとともに、換気を忘れずに行いましょう。
肌荒れに注意
また、多量の重曹を使いますので、肌の弱い方は特に、素手で触らず掃除用の使い捨て手袋等を着用するようおすすめします。
ゴールドの扱いにはより慎重に
ゴールドアクセサリーの掃除に歯ブラシを使う際には、必ず柔らかい歯ブラシを使い、軽い力でこするようにします。ゴールドはシルバーに比べて柔らかい素材なので、硬い歯ブラシを使ったり強い力でこすったりすると、傷がついてしまいかねませんので、注意が必要です。
歯磨き粉は、塩粒等が含まれていないものを使用するように心がけましょう。これも傷の原因になってしまいます。
アクセサリーを綺麗に使うメンテナンス方法とは
アクセサリーを綺麗な状態に保つためには、普段のお手入れや保管方法が重要なポイントとなります。
アクセサリーを磨くためのクロスが、100円ショップやコンビニで手軽に手に入ります。1日使ったアクセサリーを、そのままケースに戻すのではなく、クロスで軽く掃除してから収納するだけで、汚れの付き方や黒ずみに大きな違いが出ます。
また、アクセサリー同士がこすれあって傷や変色が生じることも考えられます。100円ショップの収納ケース等を上手に活用し、収納方法を工夫すると、いつでもピカピカのアクセサリーでオシャレを楽しめるでしょう。

アクセサリーの掃除方法に関連する質問まとめ(Q&A)
ジュエリーは何で拭く?何で磨く?
ジュエリーを拭くときは、柔らかい布を使いましょう!綿やシルク、スエードなどの布がおすすめです。メガネ拭きやハンカチなど、手元にあるもので代用することもできます。
拭く目的は、表面の汚れやホコリを落とすことです。汗や皮脂、化粧品、ほこりなどが付着すると、ジュエリーの輝きが曇ったり、変色したりする原因になります。
ジュエリーを磨くときは、中性洗剤や専用クリーナーを使います。中性洗剤は、ドラッグストアやジュエリーショップで購入できます。専用クリーナーは、ジュエリーの素材や宝石に合わせて選ぶとよいでしょう。
磨く目的は、表面の汚れやくすみを落とし、輝きを取り戻すことです。ただし、磨きすぎると、地金や宝石を傷つける可能性があるので注意をしましょう!
シルバーアクセサリーが黒ずむ原因は?黒ずみはどうやって取る?
シルバーアクセサリーが黒ずむ原因は、大きく分けて2つあります。
1つは、空気中の硫黄と反応して起こる「硫化(りゅうか)」です。硫黄は、空気中や温泉水、入浴剤などに含まれています。シルバーアクセサリーを空気に触れさせたり、温泉や入浴剤を使ったりすると、硫化が起こり、黒ずみや変色が生じます。
もう1つは、塩素と反応して起こる「塩化(えんか)」です。塩素は、塩素系漂白剤などに含まれています。シルバーアクセサリーを塩素系漂白剤で洗うと、塩化が起こり、黒ずみや変色が生じます。シルバーアクセサリーの黒ずみを落とす方法は、いくつかあります。
重曹とアルミホイルを使う方法
金属製以外の耐熱容器に、アルミホイルを敷いて、熱めのお湯に重曹(重曹1に対して、お湯3以上)を溶かし、シルバーアクセサリーを投入します。お湯が冷めるまで待って取り出せば、黒ずみが落ちているはずです。
シルバー磨きを使う方法
シルバー磨きは、シルバーアクセサリー専用のクリーナーです。シルバー磨きに含まれる研磨剤が、黒ずみを落とす働きをします。
超音波洗浄機を使う方法
超音波洗浄機は、超音波の振動によって汚れを落とす洗浄機です。シルバーアクセサリーを超音波洗浄機に入れると、黒ずみが落とすことができます。
これらのことに注意して、シルバーアクセサリーを長くきれいに保ちましょう。
安物ネックレスの黒ずみはどうやって落とす?落とし方は?
まず、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして、黒ずみを取りたいネックレスを浸けます。気になる汚れがある場合は、指の腹で優しくこすりましょう。10分ほど浸けたら、水で洗い流して柔らかい布で拭き取ります。
重曹で洗う
アルミホイルを耐熱容器に敷き、その上に重曹とぬるま湯を混ぜたものを用意します。黒ずみを取りたいネックレスをその中に入れて、5分ほど置きます。その後、水で洗い流して柔らかい布で拭き取ります。
歯磨き粉で磨く
歯磨き粉を柔らかい歯ブラシにつけて、黒ずみを取りたいネックレスを磨きます。こすりすぎると傷がついてしまうので、優しく磨くようにしましょう。その後、水で洗い流して柔らかい布で拭き取ります。
クエン酸で洗う
クエン酸をぬるま湯に溶かして、黒ずみを取りたいネックレスを浸けます。10分ほど浸けたら、水で洗い流して柔らかい布で拭き取ります。
どの方法でも、黒ずみが落ちなければ、もう少し時間を置いてから試してみてください。また、黒ずみがひどい場合は、市販のアクセサリークリーナーを使うのもおすすめです。
なお、安物ネックレスは素材が粗悪な場合が多く、落とし方を間違えると傷がついてしまう可能性があります。無理に落とそうとせず、無理のない方法で洗うようにしましょう。

黒ずみを防ぐためには、普段からこまめに拭き取ったり、保管する際には空気に触れないようにしたりすることが大切です。
安いアクセサリーの変色はどうやって戻す?
安いアクセサリーは、金属メッキや人工パールなどのイミテーション素材で作られているものが多いため、変色しやすい傾向があります。変色の原因は、主に「汗や皮脂による汚れ」「空気中の硫黄による酸化」「メッキの剥がれ」が考えられます。変色した安いアクセサリーを元に戻すには、以下の方法が有効です。
重曹で汚れを落とす
重曹は、汚れや臭いを落とす効果があります。重曹を水で溶いた重曹水を作り、アクセサリーを浸して軽くこすり洗いします。その後、水でよくすすいで乾かします。
酢で汚れを落とす
酢は、酸化を抑える効果があります。酢を水で薄めた酢水を作り、アクセサリーを浸して軽くこすり洗いします。その後、水でよくすすいで乾かします。
メッキを剥がして再メッキする
メッキが剥がれている場合は、メッキを剥がして再メッキすることで、元の状態に戻すことができます。メッキを剥がすには、市販の金属磨きやメッキ剥がしを使用します。メッキを剥がしたら、再メッキ用の液体やシートを使い、アクセサリーをコーティングします。
ただし、変色の原因によっては、元の状態に戻せないこともあります。また、無理にこすり洗いしたり、メッキを剥がしたりすると、アクセサリーが傷つく可能性があるため、注意をしましょう!
プラチナの黒ずみはどうやって落とすの?
プラチナは、他の金属に比べて変色しにくい素材ですが、汗や皮脂、化粧品などの汚れや、含まれる割金の硫化によって黒ずむことがあります。プラチナの黒ずみを落とすには、以下の方法を試してみましょう。
ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、そこにプラチナを浸します。10分ほど待ってから、柔らかい布や歯ブラシなどで汚れを落とします。その後、水でよくすすいで、乾いた布で水分を拭き取ります。
重曹とぬるま湯を混ぜてペースト状にし、プラチナに塗りつけます。10分ほど放置してから、柔らかい布や歯ブラシなどで汚れを落とします。その後、水でよくすすいで、乾いた布で水分を拭き取ります。
ジュエリークロスは、プラチナの黒ずみを落とす専用のクロスです。柔らかい布でプラチナを優しく拭き取るだけで、黒ずみが落とせます。
以上の方法を試してみて、プラチナの黒ずみがひどい場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。
皮脂汚れは何で落ちる?アクセサリーの皮脂汚れの落とし方は「重曹」「クエン酸」どっち?
アクセサリーの皮脂汚れ落としには、重曹とクエン酸のどちらも有効です!
重曹は弱アルカリ性で、皮脂汚れなどの酸性の汚れに効果を発揮します。アクセサリーを重曹水に浸して置くだけで、汚れが浮き上がって落とすことができます。
クエン酸は酸性で、水垢やカルキなどのアルカリ性の汚れに効果を発揮します。アクセサリーをクエン酸水に浸して置くか、クエン酸を溶かしたお湯で洗うだけで、汚れが落ちます。
シルバーアクセサリー
シルバーアクセサリーは、硫化反応によって黒ずんでしまいます。この硫化反応は酸性で起こるため、重曹水で洗うと黒ずみが落とせます。
ゴールドアクセサリー
ゴールドアクセサリーは、酸性やアルカリ性に弱いため、中性洗剤で洗うのがおすすめです。重曹水やクエン酸水を使うと、変色や傷の原因になる可能性があります。
メッキ加工されたアクセサリーは、変色や傷の原因になるため、重曹水やクエン酸水は使用しないでください。宝石やパールなどの装飾品が付いたアクセサリーは、傷つけないように優しく洗いましょう。アクセサリーを洗った後は、よく乾かすことがメンテナンスのポイントです!
メッキアクセサリーの手入れは?
メッキアクセサリーは、金属の地金を薄い貴金属でコーティングしたアクセサリーです。比較的安価で手に入り、デザインも豊富なため、人気があります。
しかし、メッキは水分や化学物質に弱く、変色や傷がつきやすいというデメリットがあります。そのため、お手入れをきちんと行うことで、長くきれいな状態を保つことができます。
日常のお手入れ
メッキアクセサリーは、使用後は乾いた布で優しく拭き取るようにしましょう。水分や汗が残っていると、変色やサビの原因になります。
また、化粧品や香水などの化学物質にも注意が必要です。これらの成分がメッキに付着すると、変色や傷の原因になることがあります。
変色した場合の対処法
メッキアクセサリーは、使用しているとどうしても変色してしまいます。軽度の変色であれば、重曹とお湯を使ったお手入れで落とすことができます。
メッキの弱点
メッキは、水分や化学物質、摩擦に弱い性質があります。そのため、以下のようなことに注意が必要です。
・水に濡らさない
・洗剤や化粧品などの化学物質を避ける
・硬い物にぶつけない



メッキアクセサリーは、丁寧にお手入れすることで、長くきれいな状態を保つことができます。ぜひ上記の点を参考に、お手入れに活かしてみてください。
記事のまとめ:アクセサリー掃除について
ここまでアクセサリー(シルバー・ゴールド・プラチナ・メッキなど)のお掃除、お手入れ方法をご紹介しました。湿気や直射日光が当たらない場所に保管すると、変色や劣化を防ぐことができます!
アクセサリーは、大切な人からもらったものや思い出の詰まったものも多いですよね。日々のお手入れで、長くきれいな状態で楽しみましょう。